中性脂肪の正常値への減らし方

白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞

近年は、やたらとダイエットブームです。
一頃は体重を減らそうとするダイエットが主流でしたが、次第に『体脂肪』を減らすダイエットが注目されてきました。実際に、医学上でも体脂肪が増えすぎた状態を『肥満』と呼ばれています。

 

体脂肪率と肥満の関係

体脂肪(単位%) 適正 軽い肥満 肥満 重度の肥満
男性 10〜20%未満 20〜25%未満 25〜30%未満 30%以上
女性 15〜30%未満 30〜35%未満 35〜40%未満 40%以上

※ 女性は15歳以上です。

 

つまり、体重が多くても体の『脂肪』が少なければ肥満でもないわけです。

 

脂肪というのは、一般には体内に蓄積された脂分、というイメージが強いようです。
TOPページにありますように、脂肪の種類は4種類です。

 

しかし脂肪とは、大まかに『白色脂肪細胞』『褐色脂肪細胞』の2種類に分けることができます。
褐色脂肪細胞は、人体の脂肪のうちわずか1%程度しかないものですが、体にある過剰なエネルギーを燃やす働きを持っています。ちなみに、大食いタレントが痩せているというのは、この褐色脂肪細胞が多くてエネルギーを過剰にしない状況がつくられているからのようです。

 

そして、一般に問題視にされている「脂肪」とは『白色脂肪細胞』のことで、皆さんの大嫌いな太る原因となる脂肪細胞のことです。これが多い人が肥満になっています。

 

では、白色脂肪細胞には、実際にどんな役割があり、増えすぎた場合はどんな弊害があるのでしょうか?

白色脂肪細胞の役割

白色脂肪細胞は、本来人間にとって必要だからこそ存在しているわけです。
問題なのは、その本来の役割以上に過剰に食物を摂取し過ぎてバランスを欠いていることです。

 

その本来の役割とは、以下の通りです。

  • 外部の衝撃から身を守る
  • 体温を保持する
  • エネルギーを蓄える
  • 臓器を支える

どれも重要な役割ばかりです。
従って、あまりに痩せすぎるというのも問題があるとされるのは頷けますね。

褐色脂肪細胞の役割

この褐色脂肪細胞がしっかり働くと、痩せやすい体質になるといわれています。

  • 褐色脂肪細胞は、エネルギーが余ったときに蓄えた中性脂肪をたくさん燃焼させて体温を上げ、余分なエネルギーをはき出させるという優れた能力を備えています。

他の体脂肪がエネルギーを蓄えたりするのに対して、褐色脂肪細胞は体の熱を生産する働きがあり、内臓脂肪も燃やしています。従って、この褐色脂肪細胞がしっかり働いてくれれば、痩せやすい体質になることを意味しています。

 

その褐色脂肪細胞は、私たちの

  • 背中

などに沢山あると言われています。
褐色脂肪細胞は適度に刺激することで、活性化するといわれていますので、以下のご紹介いたします。

褐色脂肪細胞を活発にする方法

そもそも脂肪細胞に褐色だの、白色だのがあったことすら知らない人が多いと思います。
では、中性脂肪などを減らして正常値に戻す為、褐色脂肪細胞を活発にするには、いったいどうすればいいのでしょうか?

肩甲骨の動きをスムーズにする

肩甲骨を上下左右に動かすストレッチが、効果的です。
世間には色々なストレッチやヨガ、体操などがありますが、同じような動きがるかもしれませんね。
その際、単に腕を上げるのではなく、肩甲骨を動かしながら腕を上げると言うことを意識して下さい。

水泳をする

水泳は、どんな泳法でも肩甲骨周りの筋肉を非常によく使用します。
これだけでも褐色脂肪細胞を活性化しますが、褐色脂肪細胞は働くことにより体温を一定に保つという役割があるので、冷たい水に入ると体温を上げるために一層活発に働いて体温を保とうとよく脂肪を燃焼し始めます。
一定の距離を泳ぐと、エネルギーの消費もありますから、合理的方法だといえます。

冷水のシャワーを浴びる

これも水泳と同じ原理で、特に首や肩、背中を重点に浴びると良いとのことです。
ただし、いきなり冷水を浴びると、心臓に負担がかかるので、温めのお湯から徐々に温度を下げるとよいでしょう。
41〜2度の温水から20度に徐々に下げ、また40度代へと言うのが良いようです。

人体の温度センサーを刺激する

手のひらには、人体の温度センサーが密集しているということです
ですから、保冷剤を手に持ち、このセンサーを刺激し、脳に寒いぞ!という
情報をだして、褐色脂肪細胞を働かせます
ただし、刺激するだけですので、長く持つ必要はありません。
低温火傷の原因になります。

 

以上のような『褐色脂肪細胞を活発にさせる方法』を上げましたが、一番のお勧めは、やはり簡単手ごろな肩甲骨ストレッチです。
肩甲骨周りの筋肉を緩め、常に褐色脂肪細胞が働きやすい環境を作ることです。

 

肩甲骨を動かして褐色脂肪細胞を活発にすると、「腹筋100回の効果にも匹敵する!」という方もいるくらいです。中性脂肪を正常値に戻すために、あなたはどんな努力ができますか?