バランスのいい食事とは

中性脂肪を減らすバランスのいい食事とは

中性脂肪を正常値に戻そうという人は、高カロリーの食事は控えなければいけません。

 

食事によって摂取するエネルギーを減らすことで、中性脂肪を減らすことができます。

 

特にエネルギー量の大きいものが、肉類、糖類です。
の場合は、赤みをメインに食べるように心がけてください。
使う食材の部位にも工夫をこらして、食事の質を改善してバランスのいいものを食べるようにしましょう。
間食、ジュースも1日あたりの量を決めてそれ以上摂らないように注意してください。

 

炒め物、揚げ物を作るときには、使う油に気をつけなければいけません。
「中性脂肪がつきにくい」という油も販売されています。
調理するときには、こういったものを活用するといいでしょう。
マーガリン、バター、マヨネーズ、ドレッシングは控えるようにしてください。
オリーブオイルに入っているオレイン酸には、コレステロールの悪玉を減らすことができて、善玉を増やすことができます。

 

野菜をたくさん摂取することで、ビタミン、ミネラル分を摂ることができます。
これらの栄養分を摂ることで、体の代謝を促進して、血管の老化を防ぎ、動脈硬化を防ぐことができます。
また野菜やきのこ類や海藻類によって摂ることができる食物繊維で、生活習慣病を予防することができます。
1日に必要な野菜は300g。
これを目安としてバランスよく野菜を摂取してください。

 

魚には、善玉のコレステロールがたくさん入っています。
1週間に3回から4回は魚料理を食べるようにするといいと思います。

中性脂肪がつきにくい油

近頃は「体に脂肪がつきにくい」という機能性を謳う食用油を目にすることがあります。
とかく油というと、「油の取りすぎ」が肥満の原因の1つだとして悪く扱われがちですが、エネルギーとして消費され重要な栄養素です。

 

そんな油は、料理から摂取して小腸で吸収・再合成され、中性脂肪となって血液の中へと代謝れていきます。体に必要な栄養素を補給し、料理の風味を良くする油にさらなる一面が加わって注目が高まっています。
一体どういったものなのでしょうか?

ジアシルグリセロール

体に脂肪がつきにくい油は、「ジアシルグリセロール」が主成分となっている油のことをいいます。
この「ジアシルグリセロール」を80%以上含んだ食用油が、特定保健用食品の「体に脂肪がつきにくい」製品として認定されています。
一般の食用油の原料は、生きていくためのエネルギーである脂肪酸3つがグリセリンで結びつけられた「トリアシルグリセロール」が主成分です。

 

しかし、ほとんどの食用油にもわずかながらジアシルグリセロールが含まれており、その構造はトリアシルグリセロールから脂肪酸を1つ取った形をしています。

 

トリアシルグリセロールは、十二指腸でバラバラに分解された後、小腸で吸収されます。吸収後はもとのトリアシルグリセロールに再合成され、血中中性脂肪として全身に行きわたります。その後、エネルギーとして利用されなかった中性脂肪は体脂肪として蓄積されます。

 

一方、ジアシルグリセロールは十二指腸で分解され、小腸で吸収される過程はトリアシルグリセロールと同じですが、分解された後の形が異なるため、吸収後トリアシルグリセロールに再合成されにくく、食後の血中中性脂肪が上昇しにくいのです。

 

また最近の研究で、ジアシルグリセロールは、トリアシルグリセロールに比べて脂肪を燃やしやすくする働きがあることも分かってきました。体に脂肪がつきにくい効果は、このような働きによるものなのです。
そしてこの効果は、特に肥満気味の方に発揮されます。

中鎖脂肪酸

「中鎖脂肪酸」を主としてつくられた食用油も「体脂肪がつきにくい」という効果を認められ、特定保健用食品の認可を受けています。

 

中鎖脂肪酸とは、ヤシ油や母乳にも含まれている、体に安心な天然成分です。
普通の食用油に含まれるのは長鎖脂肪酸で、胃では消化されずにそのまま通過し、十二指腸に入ってから分解され、腸管壁で吸収されます。その後リンパ管経由で血管に入り、血流にのって体の各組織をめぐる間に、筋肉や肝臓に運ばれてエネルギーとして利用されたり、体脂肪として蓄積されるという経路をたどります。

 

これに比べて、中鎖脂肪酸は約半分の長さの分子構造をしています。
胃で消化されて、速やかに腸管壁に吸収され、肝臓に運ばれていきます。
そして肝臓で効率良く燃やされてエネルギーとなります。
中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸より約4倍も吸収が速く、代謝も約10倍速いので、体脂肪になりにくいわけです。

 

さらに、中鎖脂肪酸が肝臓で燃える時に、中鎖脂肪酸以外の脂肪も燃えやすくなると考えられています。
自分自身は燃えてしまって蓄積されないうえに、他の脂肪まで燃やしてくれるので、中鎖脂肪酸は肥満防止や動脈硬化の予防につながるといえます。中鎖脂肪酸を含む油は、現代人の健康を守ってくれるのです。

特定保健用食品とは?:
食品で特定保健用食品(通称:トクホ)マークがついているものは、個々の製品ごとに消費者庁長官の許可を受けており、保健の効果(許可表示内容)を表示することができる食品です。

 

一般的な他の食品と違うのは、からだの生理学的機能などに影響を与える成分を含んでいて、血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、お腹の調子を整えるのに役立つなどの特定の保健の効果が科学的に証明されているということです。